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シーズナルパターンのデータ処理

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 季節性パターンの分析において、一般的に終値の前日比を用いるが、データ処理上の課題が存在する。例えば、6月の取引日数は年によって異なり、月初を起点とした場合、月末付近のデータ処理方法により上昇・下降率が変動する。 ラリー・ウィリアムズ氏は、残存取引日を用いた月初・月末揃え処理により、月末・月初傾向を検証している。特定時期の分析にはデータの整合性が重要だが、大まかな傾向把握においては問題とならない場合もある。 NY金先物は6月に緩やかな下降傾向を示すが、月末揃えデータでは下降幅が想定より小さい。また、6月最終取引日においては、上昇・下降傾向が逆転する。 これらの差異の実践的活用は、取引アプローチに依存する。いずれのアプローチにおいても、過去の最終取引日データに基づいた月末付近の傾向確認が重要である。 ===== 【トレーダーズ・アルマナック】 市場分析のプロが独自の視点で 日経225・WTI原油・他市場を解き明かします 次のトレードで成功を手にしましょう! 詳細はリンクから👇 https://tinyurl.com/36hscujp #シーズナルパターン #市場間分析 #COTレポート分析 X アカウント: @LWjapan TradingView アカウント:  https://jp.tradingview.com/u/tf_method/ 【Kindle版電子書籍】 TFメソッドの原理 ──売買システムの考え方・作り方・確かめ方・改め方  https://www.amazon.co.jp/dp/B0CW1NSQP1/ トレードの資金管理入門 ──運用資金をトレードの実践にどう結びつけていくか? https://www.amazon.co.jp/dp/B0CW1NSQP1/  

6月の東証グロース250

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東証グロース250指数が年初来の安値を更新しました。その理由は、日本と米国の金利が上昇していることが影響しているようです。これにより、新興市場への投資資金が減少しており、グロース市場全体が売り圧力を受けているようです。 具体的には、以下の要因が影響している可能性があります: **金利上昇**:  日本と米国の金利が上昇しているため、投資家はリスク資産から遠ざかり、安全資産へのシフトを進めています。このため、新興市場への資金流入が制限されています。 東証グロース250指数は、ベンチャー企業中心に情報・通信関連が4割を占めています。これらの企業は成長性が高い一方で、将来キャッシュフローに依存する部分が大きく、長期金利の上昇による割引現在価値の減少の影響を受けやすい傾向があります。 **投資家心理**:  近日中に連続して年初来安値を更新していることなどか、投資家の心理は冷え込んでおり、押し目を買う動きが限定的です。 **半導体関連銘柄の影響**:  米国株式市場で半導体大手のエヌビディアが上昇しているものの、新興銘柄への波及効果は見られていません。 これらの要因が重なり、東証グロース250指数は下げ止まらず、4年ぶりの安値をつけている状況です。そのため、東証グロース250は5月のシーズナルパターンに反して下落しました。 気になるのは、この先の行方ですが、東証グロース250は6月、意外と強いです。 過去のデータで、60%以上上昇した取引日はネイビー、60%以上下降した取引日は赤で示しています。 東証グロース250の日足は下降しているため、今月、反転できるのか注目しています。 ===== 【トレーダーズ・アルマナック】 市場分析のプロが独自の視点で 日経225・WTI原油・他市場を解き明かします 次のトレードで成功を手にしましょう! 詳細はリンクから👇 https://tinyurl.com/36hscujp #シーズナルパターン #市場間分析 #COTレポート分析 X アカウント: @LWjapan TradingView アカウント:  https://jp.tradingview.com/u/tf_method/ 【Kindle版電子書籍】 TFメソッドの原理 ──売買システムの考え方・作り方・確かめ方・改め方  ht...