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COTレポート-日本円通貨先物 6J

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COTレポート:ネットポジション 5月29日、CFTCがリリースしたCOTレポートでは、日本円通貨先物市場がとても気になる動きをみせている。引き続き、投機筋のネットロングは増加。おそらく、トランプ政権の誕生以降で最大のネットロングになっている。 COTレポート:細分化 アセット・マネージャーのロングは若干、減少したが、レバレッジ・ファンドのロングは増加。 COTレポート:Leveraged Funds 前回、このような投機筋がネットロングをなったところで、日本円通貨先物価格はピークをむかえた。日本円はこの時期から上昇基調になっているが、シーズナルパターンに反して円安になると下降モメンタムが予想以上に強い。 日本円通貨先物 vs. MFI 出来高系指標、MFIは上昇に転じている。この先、円高になり、0.9400まで戻す可能性が高い。しかし、投機筋はすでに日本円のロングを積み上げている。そのため、0.9400を超える円高は期待できそうにない。

COTレポート:英ポンド通貨先物 6G

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英ポンド通貨先物はここまでシーズナルパターンにそった動きをみせている。そして、ポンドが上昇する時期が間近に迫っている。ここで気になるのがコマーシャルズの動向。 COTレポート:Barchart.com 実需筋のコマーシャルズは依然、買い持ちを増やしている。ここで注目しているのがコマーシャルズのネットポジション。明らかに、LongがShortよりも増加。横ばいから下げてきているところでポンドを拾っている。 コマーシャルズは数週間前からネットロングになっているが、大口投機家(ファンド筋)はまだネットショートのままになっている。ここで注目したのがチャート中段の取組高(Open Interest:OI)の増加。コマーシャルズによって取組高は増加しているため、かなり積極的に買いヘッジを推し進めてきている。 英ポンド通貨先物の日足チャートでは、Money Flow Indexのブル・ダイバージェンスは見あたらない。しかし、MFIは直近の高値を超えてきた。ここはMFIが70を超えることを確認したあと、短期インディケーターが売られ過ぎになるのを待つか、もしくは、短期%R が売られ過ぎなったところで買い玉を積み上げていくことになる。

COTレポート:ドルインデックス vs. ユーロ

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ドルインデックスの構成要素においてユーロの比重は50%を超えているため、ドルインデックスの動きはユーロの真逆に。しかし、ドルインデックスとユーロのCOTレポートを分析しても必ずしも真逆の状況になっていない。 COTインデックス:ドルインデックス ファンド筋とコマーシャルズのポジションが接近、または拡大したところに縦線で印した。 COTインデックス:ユーロ ドルインデックスに印したポイントでユーロのファンド筋とコマーシャルズがクロス、または拡大。しかし、ユーロ6Eのポジション差は拡大した状態が続いている。このインデックスは過去六ヵ月間のデータをもとにしているが、6ヶ月という期間の間では、ユーロ6Eのポジションに大きな変化がおきていない。 そもそも通貨先物市場の取引量は相対取引の証拠金取引に比べてかなり少ない。そのため、FXトレーダーはCOTレポートを軽視しているように思う。確かに取引量は重要。しかし、トレーダーとしてより注目するべきは取組高とグループ別のネットポジション。その点をカバーしているデータ、グラフが少ないがMovement Capital社が提供しているグラフは取組高をもとに修正したグラフを提供している。 ドルインデックス ユーロ6E ドルインデックスのコマーシャルズは50%をこえてネットロングになっている。一方で、ユーロ6Eのファンド筋は90%をこえているる。ポジションは取組高をもとに修正しているが、ユーロ6Eのファンド筋のポジションはネットロング状態になっている。このような状態では50%のクロスは期待できないため、70/30がとても重要になっている。

COTインデックスー通貨先物:5月8日リリース

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上記、2020年5月8日、CFTCがリリースしたCOTレポートを指数化 ドルインデックス:ポジションがクロスに接近中 日本円:ポジション差が拡大 ユーロ:ポジション差がMax状態を継続 豪ドル:ポジションの差は50より上 ポンド:ポジションがクロスして拡大中 カナダ:ポジション差がMax状態に接近 ドルインデックスのシーズナルパターンはこの時期、上昇しています。また、ドルインデックスは概ねシーズナルパターンにそった動きをここまでみせています。 COTレポートと取組高を確認してみても大きな動きは確認できていません。大口投機家のファンド筋は徐々にドルインデックス先物を買って、取組高も増加しています。しかし、それほど目合った動きはみられていません。 ドルインデックスの出来高系指標、MFIはブル・サポートゾーンである40から50%で支持されています。前日の高値を超えていくと買いシグナルが発動します。長く続いているレンジ相場を上へブレイクアップすると予測しています。

英ポンド通貨先物:Update

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2020年5月6日、Globexの英ポンド通貨先物(6B)は下げてひけています。現地点で、買いシグナルは発動されていません。Money Flow Index(MFI)はベア・ダイバージェンスが確認できていたので、ここは直近の安値(横線)をブレイクしてくると買いセットアップが崩れます。 5月16日、初のオンラインセミナーを開催しますが、FXでも通貨先物の出来高系データはとても大切だと再確認させられています。 仮に、横線をブレイクしてもMFI(14)が40%台をキープすると、再び買いセットアップになる可能性が高まります。

COTインデックスー通貨先物:5月1日リリース

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上記、2020年5月1日、CFTCがリリースしたCOTレポートを指数化 ドルインデックス:ポジションがクロスに接近中 日本円:ポジション差が拡大 ユーロ:ポジション差がMax状態を継続 豪ドル:ポジションの差は50より上 ポンド:ポジションがクロス カナダ:ポジション差がMax状態に接近 通貨先物市場はここまで大きく動いていないが、英ポンドの横ばい状態は日足を使って再確認する必要がある: 2020年4月17日、CFTCが公表したCOTレポートした時点で英ポンド通貨先物は実需筋のコマーシャルズが買いヘッジを推し進めてきている。コマーシャルズが英ポンドを買って、取組高はロールアップした。 4月30日、トレンドモデルは英ポンドが上昇相場に転じたと示している。そのとき、シンプル・ストキャスティックスは50%を超えてロールアップしてきて、上昇相場入りを裏付けている。5月1日、陰線のインサイドバーを形成して引けているため、1日の高値を超えてくると買いシグナルが発動する。シーズナルパターンはここから下降する時期にあり、インサイドバーのダウンクローズしたことで、4日、英ポンドは下降するのが自然。しかし、1日の高値を超えるとシーズナルに反して上昇することになり、かなり強い上昇スイングが期待できる。