6月の東証グロース250

東証グロース250指数が年初来の安値を更新しました。その理由は、日本と米国の金利が上昇していることが影響しているようです。これにより、新興市場への投資資金が減少しており、グロース市場全体が売り圧力を受けているようです。




具体的には、以下の要因が影響している可能性があります:


**金利上昇**: 

日本と米国の金利が上昇しているため、投資家はリスク資産から遠ざかり、安全資産へのシフトを進めています。このため、新興市場への資金流入が制限されています。


東証グロース250指数は、ベンチャー企業中心に情報・通信関連が4割を占めています。これらの企業は成長性が高い一方で、将来キャッシュフローに依存する部分が大きく、長期金利の上昇による割引現在価値の減少の影響を受けやすい傾向があります。


**投資家心理**: 

近日中に連続して年初来安値を更新していることなどか、投資家の心理は冷え込んでおり、押し目を買う動きが限定的です。


**半導体関連銘柄の影響**: 

米国株式市場で半導体大手のエヌビディアが上昇しているものの、新興銘柄への波及効果は見られていません。


これらの要因が重なり、東証グロース250指数は下げ止まらず、4年ぶりの安値をつけている状況です。そのため、東証グロース250は5月のシーズナルパターンに反して下落しました。


気になるのは、この先の行方ですが、東証グロース250は6月、意外と強いです。



過去のデータで、60%以上上昇した取引日はネイビー、60%以上下降した取引日は赤で示しています。

東証グロース250の日足は下降しているため、今月、反転できるのか注目しています。


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