投稿

3月, 2022の投稿を表示しています

ジェフリー・ハーシュのブログ翻訳:2022年3月28日より

イメージ
  Historical End-of-March Market Weakness Arrives 3 月末は歴史的に軟調 ダウ30種工業平均: 3月末(残り3、4取引日)のパフォーマンス 二週連続の上昇から一転、本日の市場は足元をすくわれる展開となった。このブログを執筆中に、 DJIA は一日中マイナスで、ハイテク株比率の高い S&P500 は上昇と下落の間で揺れ動いている。この 3 月末の歴史的な弱さは、最近の記事 "Up March Triple Witching Week & Week After Bullish" や "March Market Rebound Likely To Cool More" でも指摘したとおり。   過去 32 年間、 DJIA は 21 回下落し、 11 回上昇し、 3 月末付近の平均損失は- 0.75% を記録している。 S&P500 も同様の結果となっている。上昇が際立ってる年を除けば、 DJIA と S&P500 の平均下落率は- 1.5% 程度。機関投資家が利益を確定し、次の四半期のポジションを建てるために、四半期末のポートフォリオ再編が一役買っている。これらの下落は、 3 月末から数えて 4 日目、または 3 日目に始まっているようだ。   1990 年以降、 3 月末前の時点で陰線の状態 (March down month-to-date: MTD) が 11 回あり、そのうち、 5 回が上昇して終わっている。 S&P500 の場合、 10 回の MTD 後、 5 回上昇して終わっている。先週の金曜日の引け時点では、 DJIA は 2.86% 上昇し、 S&P は前月の安値から勢いよく上昇し、 3.87% 上げている。市場のボラティリティは依然として高く、 3 月の最後の 3 ~ 4 日間が弱含みとなるリスクもある。 S&P500: 3月末(残り3、4取引日)のパフォーマンス ラリー・ウィリアムズのパートナー、 "なりた・ひろゆき"と 米アノマリーの第一人者、エール・ハーシュのあとを継いだ "ジェフリー・A・ハーシュ"による 主要市場を分析した最新相場予測レ

ジェフリー・ハーシュのブログ翻訳:2022年3月23日より

イメージ
  March Market Rebound Likely To Cool Further 3 月の市場回復はさらに冷え込みそう 直近 21 年間の 3 月のパフォーマンス ( 2001 ~ 2021) 3 月は季節の変わり目ということもあり、相場は堅調に推移している。本日の引け時点で、 DJIA は 1.37% 上昇した。 S&P500 は 1.88% 上昇、 NASDAQ は 1.24% 上昇、 Russell 2000 は 0.20% と小幅な上昇にとどまっている。今日の下げは今月の上昇幅を縮小させたが、月半ばの安値からの急騰は依然として印象的だ。 NASDAQ は、 3 月 14 日に 8.51% 下落した。その安値から昨日の終値までのわずか 6 取引日で、 NASDAQ は 12.14% の驚くべき回復を見せた。上記の直近 21 年間の 3 月の平均パフォーマンスを見ると、今週の残りから月末にかけては、いくつかの上げ下げがありそうだ。主要株価指数は、 3 月のこの時期の典型的な上昇率を余裕で上回り、 Russell 2000 を除くすべての指数が通期平均を上回っている。 ラリー・ウィリアムズのパートナー、 "なりた・ひろゆき"と 米アノマリーの第一人者、エール・ハーシュのあとを継いだ "ジェフリー・A・ハーシュ"による 主要市場を分析した最新相場予測レポート! ▼▼▼ご購読の詳細はこちら▼▼▼ https://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=17171&c=2011411200000 ============================================================================================================================================= Hirsch Holdings Inc.が提供する本レポートはあくまで参考情報であり、Hirsch Holdings Inc.および二次的に配信を行う会社は、如何なる金融商品の売買を勧めるではありません。取引を行う際はリスクを熟知した上で、完全なる自己責任において行って下さい。Hirsch Holdi

ジェフリー・ハーシュのブログ翻訳:2022年3月22日より

イメージ
  Up March Triple Witching Week & Week After Bullish トリプル・ウッチング週の上昇と翌週の上げ 3月のトリプル・ウッチング週(TWW)と翌週の上げーS&P500 3 月のトリプル・ウィッチング・ウィーク( TWW )とその翌週が連続して上昇することは稀だが強気である。 1982 年 4 月にトリプル・ウィッチングが誕生して以来、過去 39 年間で S&P500 では 5 回しか発生していない。その後の 9 ヵ月は、 5 回のうち 4 回が上昇し、 3 月末から年末までの平均上昇率は+ 14.6 %を記録している。   株価は二週連続の上昇。ダウ 30 種工業平均は過去 18 週間のうち 13 週間下げている。 S&P500 は過去 18 週のうち 11 週、 NASDAQ は過去 18 週のうち 12 週下げている。株式市場(ダウ、 S&P 、 NASDAQ の合計)が連続上昇したのは 2 月第 1 週以来で、過去 19 週間の中では 2021 年 11 月 19 日に NASDAQ が史上最高値を記録した前週以来である。   3 月末の弱さは過去 30 年間明らかで、そのうちの 19 回は 3 月末の 3 、 4 日前に S&P500 が下落。しかし直近の 12 年間では、 S&P500 は 3 月の最後の 4 日間が 11 回、最後の 3 日間が 8 回上昇している。   株式オプション、指数オプション、指数先物、単一銘柄(および ETF )先物は、毎年 3 月、 6 月、 9 月、 12 月の第 3 金曜日に 4 回、一斉に SQ を迎える。このイベントは、一部ではクアトロ・ウッチング: 4 人の魔女と呼ばれている。ストック・トレーダーズ・アルマナック 2022 年 (108ページ) では 、単一銘柄株先物は小さな市場なので、トリプル・ウッチング: 3 人の魔女と呼ぶのが適切だと判断している。 ラリー・ウィリアムズのパートナー、 "なりた・ひろゆき"と 米アノマリーの第一人者、エール・ハーシュのあとを継いだ "ジェフリー・A・ハーシュ"による 主要市場を分析した最新相場予測レポート!

ジェフリー・ハーシュのブログ翻訳:2022年3月16日より

イメージ
  S&P 500 Up 21 of Last 28 years on St. Patrick’s Day S&P500 は過去 28 年間の聖パトリックス・デイに 21 回上昇 聖パトリック祝日辺りのS&P500のパフォーマンス 聖パトリックスの祝日は、 3 月に開催される唯一の文化的イベント。 1950 年以来、 S&P500 は聖パトリックスの祝日(週末に当たる場合は翌取引日)に平均 0.27% の上昇、翌日には 0.04% の上昇を記録している。中央値は聖パトリックスの祝日に 0.23% 、その翌日に 0.03% 。 1994 年以降、最近では、聖パトリックスの祝日の市場パフォーマンスは向上している。 S&P500 は過去 28 年間で 21 回上昇し、平均上昇率は 0.75% となっている。   1950 年以降、今年のように聖パトリックスの祝日が木曜日と重なったのは 10 年間でわずか 7 回。そのとき、 S&P500 の上昇率はまずまずで、平均 0.38% の上昇にとどまっている。金曜日も 7 回プラスになっているが、平均上昇率は 0.15% と低い。   今年の聖パトリックスの祝日は、新たな利上げサイクルが始まると予想される FRB 会合の翌日である。 FOMC 後のコメントや経済予測の変更は、市場に影響を与える可能性が高い。大きなサプライズがなければ、金利と FRB のバランスシートについてようやく明確になる可能性があり、市場への影響はプラスに働く可能性が高い。 ラリー・ウィリアムズのパートナー、 "なりた・ひろゆき"と 米アノマリーの第一人者、エール・ハーシュのあとを継いだ "ジェフリー・A・ハーシュ"による 主要市場を分析した最新相場予測レポート! ▼▼▼ご購読の詳細はこちら▼▼▼ https://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=17171&c=2011411200000 ================================================================================================================

ジェフリー・ハーシュのブログ翻訳:2022年3月15日より

イメージ
  Aura of the Triple Witch 三人の魔女のオーラ 1982年以降、3月のS&P500のSQ時のパフォーマンス メジャー SQ 週は、横ばいの時期には下がり、弱気相場では劇的に下がる傾向がある。今週の市場パフォーマンスは今後の展開を占ううえで重要。仮に、今週が高く引けるか、大きく下げなければ、ウクライナ戦争の最悪の事態を見たということになるだろう。 2003 年と 2009 年、 3 月のトリプルウィッチング週がプラスで終わり、市場は再び上昇モードに入ったことが確認できていた。   ナスダック総合、 NASDAQ 100 、そして Russell 2000 すべての指数は、それぞれの高値から 20% 下落という公式な弱気相場の水準に達している。 DJIA と S&P は終値ベースで 20% の下げに至っていない(それぞれ- 11.3% と- 13.0% )のが、やや心強い。   3 月のメジャー SQ 週は、近年、かなり強気。しかし、その翌週は真逆で、 DJIA は過去 34 年のうち 22 回下げており、しかも頻繁に急落している。 2018 年、 DJIA は 1,413 ポイント( -5.67% )を失った。 2000 年の 4.88% 、 2007 年の 3.06% 、 2009 年の 6.84% 、 2011 年の 3.05% 、 2020 年の 12.84% という DJIA の翌週における注目すべき上昇は、この歴史的にパフォーマンスが低い時期では例外と言える。   株式オプション、指数オプション、指数先物、株・ ETF 先物のいずれも、毎年 3 月、 6 月、 9 月、 12 月の 4 回、同じ時期に満期を迎える。このイベントは、一部で「四人の魔女の出現」と呼ばれている。当社は、『ストック・トレーダーズ・アルマナック』( 2022 年版 108 ページ)で解説しているが、個別銘柄株先物は小さな市場なので、トリプル・ウッチングと呼んでいる。 ラリー・ウィリアムズのパートナー、 "なりた・ひろゆき"と 米アノマリーの第一人者、エール・ハーシュのあとを継いだ "ジェフリー・A・ハーシュ"による 主要市場を分析した最新相場予測レポート! ▼▼▼ご購読の詳細

ジェフリー・ハーシュのブログ翻訳:2022年3月16日より

イメージ
  S&P 500 Up 21 of Last 28 years on St. Patrick’s Day S&P500 は過去 28 年間の聖パトリックス・デイに 21 回上昇 聖パトリック祝日辺りの S&P500 のパフォーマンス 聖パトリックスの祝日は、 3 月に開催される唯一の文化的イベント。 1950 年以来、 S&P500 は聖パトリックスの祝日(週末に当たる場合は翌取引日)に平均 0.27% の上昇、翌日には 0.04% の上昇を記録している。中央値は聖パトリックスの祝日に 0.23% 、その翌日に 0.03% 。 1994 年以降、最近では、聖パトリックスの祝日の市場パフォーマンスは向上している。 S&P500 は過去 28 年間で 21 回上昇し、平均上昇率は 0.75% となっている。   1950 年以降、今年のように聖パトリックスの祝日が木曜日と重なったのは 10 年間でわずか 7 回。そのとき、 S&P500 の上昇率はまずまずで、平均 0.38% の上昇にとどまっている。金曜日も 7 回プラスになっているが、平均上昇率は 0.15% と低い。   今年の聖パトリックスの祝日は、新たな利上げサイクルが始まると予想される FRB 会合の翌日である。 FOMC 後のコメントや経済予測の変更は、市場に影響を与える可能性が高い。大きなサプライズがなければ、金利と FRB のバランスシートについてようやく明確になる可能性があり、市場への影響はプラスに働く可能性が高い。 ラリー・ウィリアムズのパートナー、 "なりた・ひろゆき"と 米アノマリーの第一人者、エール・ハーシュのあとを継いだ "ジェフリー・A・ハーシュ"による 主要市場を分析した最新相場予測レポート! ▼▼▼ご購読の詳細はこちら▼▼▼ https://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=17171&c=2011411200000 ==============================================================================================================

ジェフリー・ハーシュのブログ翻訳:2022年3月14日より

イメージ
  Beware the Ides of March 3 月 15 日に要注意 ダウ30種工業平均(日足) 3月のイデス前夜(3月14日)、DJIAは2022年に入って、6回目の金曜・月曜の連続下げを記録した。これは、戦争、FRB、インフレと言ったニュースヘッドラインのリスクを象徴している。多くの投資家は明らかに逃げ腰になっている。しかし、2月24日の安値付近が今日もサポートされたことはせめてもの救い。それでも、このサポートは確かに弱い。次のサポートは、21年3月の安値付近で、DJIAでは31,000、S&Pでは3,875、NASDAQでは12,500、NDXでは13,000あたりである。Russell 2000は、1,900の上でサポートされている。 ジュリアス・シーザーは「Beware the Ides of March: 3月15日に気をつけろ」という有名な警告を聞き入れなかったが、投資家はこのような警告に気をつけているとよいことがある。株式市場は月の後半に下落する傾向があり、時にはかなり急激な下落もある。3月は相場が不安定な時期。第1四半期が終わり、トリプル・ウィッチングのメジャーSQに向けて不安定になる。ウォール街の投資家は分散投資でこの局面を乗り越えようとしている。このような戦略は現在、連日の戦争報道、FRBの数年ぶりの利上げ、そして高いインフレ率によって苦戦を強いられている。 3月のSQ週は、近年、かなり強気である。しかし、その翌週は真逆で、DJIAは過去34年のうち22回下げており、しかも頻繁に急落している。2018年、DJIAは1,413ポイント(-5.67%)を失った。SQ翌週のパフォーマンスは2000年の4.88%、2007年の3.06%、2009年の6.84%、2011年の3.05%、2020年の12.84%と注目すべきで、この歴史的にパフォーマンスが低い時間枠の珍しい例外となっている。 恐怖心は高く、センチメントは低く、どちらも極端な逆張り買いレベルに近い。インベスターズ・インテリジェンスは、米国ウィークリー・レビューで、"アドバイザーズのセンチメントとセリング・クライマックス(2月25日)の両方が、著しい市場の弱さは示し、購入候補を選別する時期にきている "と指摘。2000年、2003年、2009年、202

ジェフリー・ハーシュのブログ翻訳:2022年3月9日より

イメージ
  Be Greedy When Others Are Fearful 他の人が恐れているときに貪欲であれ 恐怖&貪欲指数 CNN-Money 世界金融危機の 13 周年記念を前に、我々は、史上最高の投資家の一人の名言に耳を傾けるべきかもしれない。 " 他の人が恐れているときには貪欲になり、他の人が貪欲なときには恐れを抱くようにしなさい。 " - ウォーレン・バフェット   では、世界金融危機の 13 年目の 3 月相場の底値を再び更新するのかといえば、そうではない。確証を得るには時期尚早だが、今日の上昇と最近の悲惨な予測や恐怖心を煽るようなセンチメントは心強い。上に示した CNN の恐怖 & 貪欲指数は、明らかに市場の底値や転換に関連する極端な恐怖のレベルに達している。   先週、インベスターズ・インテリジェンスの強気アドバイザーと弱気アドバイザーのパーセントが、市場心理がボトムに近いレベルにあるように見え始めたことを掲載した。これは最終的な底値ではないかもしれないが、底打ちのプロセスは明らかに進行中である。   Sit tight and stick to your system. じっと我慢して、自分のシステムに忠実であれ。 ラリー・ウィリアムズのパートナー、 "なりた・ひろゆき"と 米アノマリーの第一人者、エール・ハーシュのあとを継いだ "ジェフリー・A・ハーシュ"による 主要市場を分析した最新相場予測レポート! ▼▼▼ご購読の詳細はこちら▼▼▼ https://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=17171&c=2011411200000 ============================================================================================================================================= Hirsch Holdings Inc.が提供する本レポートはあくまで参考情報であり、Hirsch Holdings Inc.および二次的に配信を行う会社は、如何なる金融商品の売買を勧めるではあ

ジェフリー・ハーシュのブログ翻訳:2022年3月8日より

イメージ
  More Volatility Likely in March, Recent Lows Remain Key 3 月はより変動率が高まるが直近の安値は重要に 直近 21 年間の 3 月のパフォーマンス (2001 ~ 2021) 3 月は歴史的に強気な月だが、今のところ市場は本格的な牽引力を見出すことができていない。今日の引け時点で、 3 月の DJIA は- 3.72% 下落している。 S&P500 は- 4.65% 、 NASDAQ は- 6.95% 、 Russell 2000 は- 4.15% となっている。小型株の Russell 2000 が本日上昇したことは、市場がウクライナ、インフレ、 FRB とようやく折り合いをつけつつあることを示す証拠となり、いくらか勇気づけられる。 S&P500 は 2 月 24 日につけた日中の安値を維持しており、 VIX も上昇しているものの、本格的なパニックレベルには達していない。   さらに、過去 21 年間の 3 月の典型的なパフォーマンスもこのリストに加えた。上のチャートにあるように、 3 月の相場は序盤に売られ、 6 取引日目あたりに底を打つ傾向がある。今日がその 6 日目である。その後は乱高下が続くが、月末までは概ね堅調に推移している。 ラリー・ウィリアムズのパートナー、 "なりた・ひろゆき"と 米アノマリーの第一人者、エール・ハーシュのあとを継いだ "ジェフリー・A・ハーシュ"による 主要市場を分析した最新相場予測レポート! ▼▼▼ご購読の詳細はこちら▼▼▼ https://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=17171&c=2011411200000 ============================================================================================================================================= Hirsch Holdings Inc.が提供する本レポートはあくまで参考情報であり、Hirsch Holdings Inc.および二次的に配信を行う会社は、如何なる

ジェフリー・ハーシュのブログ翻訳:2022年3月7日より

イメージ
  Fifth Down Friday/Down Monday of 2022 2022 年に入って 5 度目の”金曜・月曜の連続下げ“ ダウ30種工業平均 ロシア・ウクライナ戦争、原油価格の上昇、インフレ懸念による市場の混乱で、 DJIA は 2022 年に入って 5 回目の金曜・月曜の連続 (DF/DM) を迎えた。「トレーダーズアルマナック 2022 」の 78 ページで述べているように、クラスターや多数の DF/DM の発生は、市場にとって良い兆候ではない。 2 月 22 日に 12 月の最安終値指標をブレイクしたこともあり、市場の方向性に対する懸念が高まっている。   ポジティブな面では、投資家やトレーダーは VIX ( CBOE ボラティリティ・インデックス)が本日 36.45 で取引を終え、 2021 年 1 月以来の高値となったが、 50 以上の極度の恐怖レベルや 2020 年 3 月のパンデミック初期の高値 66.04 を大きく下回ったことに安堵感を覚えているようだ。また、ロシアがウクライナへの本格的な侵攻を開始した 2 月 24 日の日中安値を下回っていないことも安心材料となる。   西側諸国は岩と岩の間に挟まった状態になっている。ウクライナにコミットすれば第三次世界大戦に突入し、ウクライナにコミットしなければ、文明的、歴史的、民主的国家のいわれのない破壊を見ることになる。次のロジカルな質問は、どの程度の死者と破壊があれば、より広範な紛争が引き起こされるのかということ。 ラリー・ウィリアムズのパートナー、 "なりた・ひろゆき"と 米アノマリーの第一人者、エール・ハーシュのあとを継いだ "ジェフリー・A・ハーシュ"による 主要市場を分析した最新相場予測レポート! ▼▼▼ご購読の詳細はこちら▼▼▼ https://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=17171&c=2011411200000 ===================================================================================================================================

ジェフリー・ハーシュのブログ翻訳:2022年3月4日より

イメージ
  Russia-Ukraine Invasion Low Holding ロシアーウクライナ侵攻の底値が維持 ロシアがウクライナに侵攻してから一週間余りが経過した。朗報は、侵攻開始につけた最初の底値が今のところ維持されていること。このチャートでわかるように、もし 2 月 23 日の終値と 2 月 24 日の日中安値が維持されなければ、次のサポートレベルは 2021 年 3 月安値、 NDX の 12,250 と S&P の 3,750 のあたりとなる。   ロシアがウクライナに侵攻したことで、(なぜロシアが国境沿いに軍を集めているのか)一つの不確定要素が取り除かれたが、市場が整理しなければならないことは無数にある。市場のボラティリティは上昇を続けているが、今のところパンデミック開始時のような急激な上昇には至っていない。   ウクライナはこれまでロシア軍への抵抗に成功し、国際社会は限られた能力でロシアとその支持勢力に制裁を加えている。ウクライナで最終的に何が起こるかはまだわからないが、戦争の結果にかかわらず、ロシアの現指導部が大多数の国から永遠に敬遠されることはますます明白である。人的被害や経済的影響も長期に及ぶと思われる。   先週、当社は、現在の出来事に何らかの方向性を見出すために、過去の地政学的・エネルギー的危機の表を公開した。この表から読み取れることは、市場は常に上昇する道を見つけるが、そのタイミングは危機期間の長さと続く影響に大きく左右されるということ。   キューバ危機のように国内経済が比較的健全な時期に発生した危機は、中長期的な相場にほとんど影響を与えないが、アラブの石油禁輸はただでさえ厳しい経済状況を更に悪化させただけである。今回のウクライナ危機は、米国経済と市場が比較的健全な時期に発生したものであり、状況が大幅にエスカレートしない限り、現在のボラティリティはいずれ落ち着き、これまでの歴史から、市場は上昇に転じると考えるのが妥当である。   今年は中間選挙年なので、第 1 四半期から第 2 四半期、第 3 四半期にかけては不安定な相場が続き、やがて足元が固まるということも、歴史的に全くないわけではない。また、中間選挙年の大底が今年は早めに訪れる可能性もある。引き続きストップをおいて、投資戦略に集中し

ジェフリー・ハーシュのブログ翻訳:2022年3月2日より

イメージ
  Contrary Bearish Sentiment Near Bottoming Levels 弱気センチメント指数は底値間近に 強気派と弱気派の差 データ: インベスターズ・インテリジェンス 昨日の Investors Intelligence Advisors Sentiment Report では、 2020 年 3 月 /4 月のパンデミックの安値以降、初めて弱気派が強気派を上回った。このような悲観レベルは、歴史的にマーケットの底値付近で発生している。強気派は先週の 32.2% から 29.9% に減少した。弱気派は先週の 31.0% から 34.5% に上昇し、中立派は先週の 36.8% から 35.6% に低下。強気派と弱気派の差は 2020 年 4 月以来初めてゼロを下回り、ー 4.6 %となった。   センチメントが更にネガティブになると、相場は転換する傾向にある。もちろん、この指標は完璧ではなく、 2008/2009 年のように長期間にわたって大きく下落することもある。現在の市場環境は、経済が順調に推移しているため、金融危機のときとは似て非なるものだと思う。しかし、インフレ懸念、金利引き締め時期、地政学的不安、エネルギー価格の上昇など、その後の市場やセンチメントの低迷は現在と似ているように思う。 ラリー・ウィリアムズのパートナー、 "なりた・ひろゆき"と 米アノマリーの第一人者、エール・ハーシュのあとを継いだ "ジェフリー・A・ハーシュ"による 主要市場を分析した最新相場予測レポート! ▼▼▼ご購読の詳細はこちら▼▼▼ https://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=17171&c=2011411200000 ============================================================================================================================================= Hirsch Holdings Inc.が提供する本レポートはあくまで参考情報であり、Hirsch Holdings Inc.および二次的に配信を行う会社は、如

ジェフリー・ハーシュのブログ翻訳:2022年3月1日より

イメージ
  S&P 500 Posts Full-Year Gain 47.1% of Time When January & February Are Both Down S&P500 は 、 1 月と 2 月がともに下落した場合 、 47.1% の確率で、通年で利益を上げている 1 月と 2 月がともに下落した場合の S&P500 のパフォーマンス 1 月と 2 月の下げの組み合わせは、 1950 年以降、今年を含めて 18 回、起きている。これまでの 17 回、通年と 3 月から 12 月までの期間のパフォーマンスはかなり大きな打撃を受けている。 3 月から 12 月までの S&P 500 の平均パフォーマンスは、全年の+ 8.20% に対して 3.78% に低下している。 1 月と 2 月が連続で下げた場合、通年のパフォーマンスはさらに悪化し、 S&P500 の全年平均上昇率+ 9.48% に対し、 -3.67% の損失に転じている。過去 17 回の 1 月と 2 月の下げのうち 8 回は、残り 10 ヵ月間と通年で上昇している。また、 3 月から 12 月までの期間で、 7 回は 2 桁の上昇を記録している。まだ望みを捨てるわけにはいかない。 ラリー・ウィリアムズのパートナー、 "なりた・ひろゆき"と 米アノマリーの第一人者、エール・ハーシュのあとを継いだ "ジェフリー・A・ハーシュ"による 主要市場を分析した最新相場予測レポート! ▼▼▼ご購読の詳細はこちら▼▼▼ https://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=17171&c=2011411200000 ============================================================================================================================================= Hirsch Holdings Inc.が提供する本レポートはあくまで参考情報であり、Hirsch Holdings Inc.および二次的に配信を行う会社は、如何なる金融商品の売買を勧めるではあり