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【更新】 シーズナルパターンの活用:東証グロース250指数

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 東証グロース250指数は例年、5月は軟調に推移する傾向がある。シーズナルパターンから転換点と方向性を読み解くのは簡単だが、実際にトレードに活かすには具体的な取引日ごとの上昇・下降率が必要になる。 過去のデータで、60%以上上昇した取引日はネイビー、60%以上下降した取引日は赤で示している。 5月初めは赤い棒が続いてクラスターを形成している。つまり、この時期はシーズナルパターンが下降傾向にある。東証グロース250は5月中旬に反発し、5月後半は堅調に推移する傾向が強く、月末近くにはネイビーの棒が連続している。 赤の棒線が続いている5月初めに東証グロース250先物、もしくはCFDを空売りすることで、この傾向(バイアス)を取り入れた短期トレードを実践できる。もちろん、バイアスだけではなく、統計値に加えてストップなどの条件を付けて検証する必要がある。 条件の一つとして取り入れを検討すべきは短期トレンドだと思うが、「トレンドの定義」は人によって異なる。ここでは、日足単位のデータをもとにしているので、トレンドは日足単位の時間枠でのトレンドの定義が必要になる。 ===== 【トレーダーズ・アルマナック】 市場分析のプロが独自の視点で 日経225・WTI原油・他市場を解き明かします 次のトレードで成功を手にしましょう! 詳細はリンクから👇 https://tinyurl.com/36hscujp  #シーズナルパターン #市場間分析 X アカウント: @LWjapan TradingView アカウント: https://jp.tradingview.com/u/tf_method/

S&P 500 E-mini先物のCOTレポート

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多くのアナリストは、S&P 500 E-mini先物(ES)のCOTレポートに十分な注目を払っていない。 その理由の一つは、ESと米国以外の株価指数先物のロング・ショート戦略を実行するトレーダーや機関投資家が多いことである。 ESの取引明細は、CFTC規則に基づくCOTレポートで公表される。一方、FTSE100先物は主にロンドン証券取引所(LSE)で取引されるため、その取引明細はCOTレポートの対象ではない。そのため、ESのFTSEスプレッド取引に関する詳細な情報はCOTレポートから得られない。 従来のCOTレポートは、非商業トレーダー(投機筋)と商業トレーダー(コマーシャルズ)の2つのグループに分類されていた。多くのアナリストは、この従来型のデータを分析していた。 現在では、金融先物取引(TFF)レポートが公表されている。TFFレポートには、通貨、米国債、ユーロドル、株式、VIX、ブルームバーグ商品指数などの金融商品が含まれる。これらのレポートには、先物のみのレポートと、先物とオプションを組み合わせたレポートがある。 TFFレポートでは、報告可能な建玉を以下の4つに分類している。 1. ディーラー・仲介業者 2. 資産運用会社・機関投資家(アセットマネージャー) 3. レバレッジド・ファンド 4. その他の報告対象 このうち、アセットマネージャーの動向は特に注目される。彼らは基本的にS&P 500 E-mini先物を買い持ちしている。 アメリカの株式市場の長期トレンドは上昇であり、アセットマネージャーは基本的にこの流れに沿ってESを買い続けている。彼らがESの買いを止め、または買い玉を減らし始めると、それはESがピークに達している兆候となる。多くの場合、ESのチャートとアセットマネージャーのネットポジションが逆行して下げ始めると、それは警告サインとなる。 以上の点から、ESのCOTレポートは十分に分析に値するデータであると言える。 ===== 【トレーダーズ・アルマナック】 市場分析のプロが独自の視点で 日経225・WTI原油・他市場を解き明かします 次のトレードで成功を手にしましょう! 詳細はリンクから👇 https://tinyurl.com/36hscujp #シーズナルパターン #市場間分析 #COTレポート分析 X アカウント: @LW