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COTレポート分析:ビットコイン(BTC)先物

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 7月26日に公表されたCOTレポートによると、23日時点でのビットコイン先物市場の状況は以下の通りです。 ヘッジ目的で先物を取引するOTHER REPORTABLE(他の報告者)のロングポジションは29.4%減少しましたが、ASSET MANAGER(アセット・マネジャー)のネットポジションは増加しており、強気の見方を維持しています。 建玉(Open Interest)は、23日時点のポジション数を示すもので、ビットコイン先物市場のトレンドと相関があります。直近では建玉が高値を更新しており、市場は引き続き強気で、上昇トレンドが継続すると分析できます。 COTデータから独自に開発したSmart Money指数も上昇を続けており、この上昇トレンドが続く可能性を示唆しています。 ===== 【トレーダーズ・アルマナック】 市場分析のプロが独自の視点で 日経225・WTI原油・他市場を解き明かします 次のトレードで成功を手にしましょう! 詳細はリンクから👇 https://tinyurl.com/36hscujp #シーズナルパターン #市場間分析 #COTレポート分析 X アカウント: @LWjapan TradingView アカウント:  https://jp.tradingview.com/u/tf_method/ 【Kindle版電子書籍】 TFメソッドの原理 ──売買システムの考え方・作り方・確かめ方・改め方  https://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=17171&c=9784775991923 トレードの資金管理入門 ──運用資金をトレードの実践にどう結びつけていくか? https://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=17171&c=9784775991916

金市場の主役交代?中国から欧州へ、市場間関係の変化を読み解く

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 中国国内の金市場がここ暫く熱気をおびていたが、どうも、その流れも終焉を迎えたようです。 ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が公表している中国国内の金市場とドル建ての金市場の価格差は長くプレミアム状態が続き、中国国内の金価格が割高でした。ところが、7月19日付のデータでは、プレミアムからディスカウントへ移行し、これまでのプレミアムが剥げ落ちてしまったようです。 中国中央銀行が利下げを実施するなど、ここにきて中国内で金に対する魅力が薄らいできたのでしょう。 これまで、ドル建て先物と人民元建て金先物市場は動きが似ており、特にアジア時間帯の人民元建て金先物取引の動向が注目を集めていました。しかし、ここにきて中国市場の影響力は低下している可能性があり、今後は別の市場に注目する必要がありそうです。 ドル建て金先物はこれまで米ドルに逆行し、ユーロドルと順相関の関係を保ってきています。特に5月以降、この関係性がより密接になってきていることがデータから示唆されています。 そのため、今後は欧州取引時間帯におけるユーロドルの動きが北米のドル建て金先物市場に影響していくとみるのが良さそうです。 市場間分析は単純にどの市場とどの市場が関係しているだけではなく、その関係性に変化が起きたことを分析することも重要です。複数の市場が複雑に絡み合って動いている今だからこそ、市場間分析は欠かせません。 ===== 【トレーダーズ・アルマナック】 市場分析のプロが独自の視点で 日経225・WTI原油・他市場を解き明かします 次のトレードで成功を手にしましょう! 詳細はリンクから👇 https://tinyurl.com/36hscujp #シーズナルパターン #市場間分析 #COTレポート分析 X アカウント: @LWjapan TradingView アカウント:  https://jp.tradingview.com/u/tf_method/ 【Kindle版電子書籍】 TFメソッドの原理 ──売買システムの考え方・作り方・確かめ方・改め方  https://www.amazon.co.jp/dp/B0CW1NSQP1/ トレードの資金管理入門 ──運用資金をトレードの実践にどう結びつけていくか? https://www.amazon.co.jp/dp/B0CW1NSQP1/  

バイデン大統領が大統領選から撤退したら?

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 これまでのアメリカの歴史の中で、大統領候補が党の指名を受けた後に大統領選挙から撤退した事例はありません。ただし、選挙の前に予備選挙や党の指名争いの段階で撤退した候補者はいます。 現職大統領が再選を目指さないと決定する場合、通常は次の選挙のずっと前にその意向を表明します。例えば、リンドン・ジョンソン大統領は1968年の選挙に出馬しないと宣言しましたが、これは予備選挙の段階であり、正式に党の指名を受ける前でした。 バイデン大統領が出馬を撤回した場合、これは過去に例のない状況であり、政治的な大きな波紋を広げることになるでしょう。このような事態が起こると、民主党は新しい候補者を速やかに選出する必要があります。 そのため、前例のないことにアメリカの株式市場が混乱に陥る可能性が高いです。しかし、一方で、トランプ元大統領候補が掲げる公約に対する株式市場の評価はあまり良くない。多くがインフレ懸念をあげ、債券市場の暴落から株式市場も下降トレンドを生むと言う見方があります。 今回、テト攻勢では、アメリカ大使館が一時的に占拠されるなど、首都サイゴンでも激しい戦闘が行われた1968年3月31日に大統領リンドン・ジョンソンが次期大統領選不出馬を表明した1968年のダウ・ジョーンズ工業指数(DJIA)の動きを確認します。 1968年のDJIAは年初から下降を続けましたが、ジョンソン大統領が次期大統領選不出馬を表明した3月31日以降、一時的に上昇しました。その反発は5月初めに失速し、その後は横ばいに推移しました。夏枯れ相場で下降したDJIAは8月末に開催された民主党の全国大会後、再び上昇に転じました。 市場はバイデン大統領の不出馬に備えているわけではなく、現段階では、トランプ元大統領が勝利する可能性が高いと見ています。バイデン大統領が選挙戦から撤退するとなれば見方を変更することになりますが、その場合、バイデン大統領がハリス副大統領を指名することが順当だと思われます。しかし、民主党内の意見は割れ始めていると言う声もあり、混乱は避けられないでしょう。 もし、バイデン大統領が撤退したら、株式市場は混乱するでしょうが、次期候補が確定する民主党全国大会の8月末には混乱は収まり、連邦準備制度理事会が9月に利下げに踏み切ることができるデータが揃っていれば再び9月から上昇に転じる可能性が高いです。 =====

シーズナルパターンのデータ処理

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 季節性パターンの分析において、一般的に終値の前日比を用いるが、データ処理上の課題が存在する。例えば、6月の取引日数は年によって異なり、月初を起点とした場合、月末付近のデータ処理方法により上昇・下降率が変動する。 ラリー・ウィリアムズ氏は、残存取引日を用いた月初・月末揃え処理により、月末・月初傾向を検証している。特定時期の分析にはデータの整合性が重要だが、大まかな傾向把握においては問題とならない場合もある。 NY金先物は6月に緩やかな下降傾向を示すが、月末揃えデータでは下降幅が想定より小さい。また、6月最終取引日においては、上昇・下降傾向が逆転する。 これらの差異の実践的活用は、取引アプローチに依存する。いずれのアプローチにおいても、過去の最終取引日データに基づいた月末付近の傾向確認が重要である。 ===== 【トレーダーズ・アルマナック】 市場分析のプロが独自の視点で 日経225・WTI原油・他市場を解き明かします 次のトレードで成功を手にしましょう! 詳細はリンクから👇 https://tinyurl.com/36hscujp #シーズナルパターン #市場間分析 #COTレポート分析 X アカウント: @LWjapan TradingView アカウント:  https://jp.tradingview.com/u/tf_method/ 【Kindle版電子書籍】 TFメソッドの原理 ──売買システムの考え方・作り方・確かめ方・改め方  https://www.amazon.co.jp/dp/B0CW1NSQP1/ トレードの資金管理入門 ──運用資金をトレードの実践にどう結びつけていくか? https://www.amazon.co.jp/dp/B0CW1NSQP1/  

6月の東証グロース250

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東証グロース250指数が年初来の安値を更新しました。その理由は、日本と米国の金利が上昇していることが影響しているようです。これにより、新興市場への投資資金が減少しており、グロース市場全体が売り圧力を受けているようです。 具体的には、以下の要因が影響している可能性があります: **金利上昇**:  日本と米国の金利が上昇しているため、投資家はリスク資産から遠ざかり、安全資産へのシフトを進めています。このため、新興市場への資金流入が制限されています。 東証グロース250指数は、ベンチャー企業中心に情報・通信関連が4割を占めています。これらの企業は成長性が高い一方で、将来キャッシュフローに依存する部分が大きく、長期金利の上昇による割引現在価値の減少の影響を受けやすい傾向があります。 **投資家心理**:  近日中に連続して年初来安値を更新していることなどか、投資家の心理は冷え込んでおり、押し目を買う動きが限定的です。 **半導体関連銘柄の影響**:  米国株式市場で半導体大手のエヌビディアが上昇しているものの、新興銘柄への波及効果は見られていません。 これらの要因が重なり、東証グロース250指数は下げ止まらず、4年ぶりの安値をつけている状況です。そのため、東証グロース250は5月のシーズナルパターンに反して下落しました。 気になるのは、この先の行方ですが、東証グロース250は6月、意外と強いです。 過去のデータで、60%以上上昇した取引日はネイビー、60%以上下降した取引日は赤で示しています。 東証グロース250の日足は下降しているため、今月、反転できるのか注目しています。 ===== 【トレーダーズ・アルマナック】 市場分析のプロが独自の視点で 日経225・WTI原油・他市場を解き明かします 次のトレードで成功を手にしましょう! 詳細はリンクから👇 https://tinyurl.com/36hscujp #シーズナルパターン #市場間分析 #COTレポート分析 X アカウント: @LWjapan TradingView アカウント:  https://jp.tradingview.com/u/tf_method/ 【Kindle版電子書籍】 TFメソッドの原理 ──売買システムの考え方・作り方・確かめ方・改め方  https://www.amazon.co.jp/d