金市場の主役交代?中国から欧州へ、市場間関係の変化を読み解く

 中国国内の金市場がここ暫く熱気をおびていたが、どうも、その流れも終焉を迎えたようです。


ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が公表している中国国内の金市場とドル建ての金市場の価格差は長くプレミアム状態が続き、中国国内の金価格が割高でした。ところが、7月19日付のデータでは、プレミアムからディスカウントへ移行し、これまでのプレミアムが剥げ落ちてしまったようです。




中国中央銀行が利下げを実施するなど、ここにきて中国内で金に対する魅力が薄らいできたのでしょう。






これまで、ドル建て先物と人民元建て金先物市場は動きが似ており、特にアジア時間帯の人民元建て金先物取引の動向が注目を集めていました。しかし、ここにきて中国市場の影響力は低下している可能性があり、今後は別の市場に注目する必要がありそうです。

ドル建て金先物はこれまで米ドルに逆行し、ユーロドルと順相関の関係を保ってきています。特に5月以降、この関係性がより密接になってきていることがデータから示唆されています。



そのため、今後は欧州取引時間帯におけるユーロドルの動きが北米のドル建て金先物市場に影響していくとみるのが良さそうです。

市場間分析は単純にどの市場とどの市場が関係しているだけではなく、その関係性に変化が起きたことを分析することも重要です。複数の市場が複雑に絡み合って動いている今だからこそ、市場間分析は欠かせません。


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