6E-ユーロ通貨先物

 


ユーロFX通貨先物のCOTレポートを分析した結果、依然、売りセットアップになっている。過去5年間、大口投資家であるファンド筋はこれまでになく大量のロングポジションを抱えている。取組高はファンド筋と一般投資家によって押し上げられている。一方で、先行役のコマーシャルズは売りヘッジを推し進めている。これはベアリッシュなクラシック・パターンである。



Barchart.comは実需筋コマーシャルズのネットポジションをテーブルにまとめられている。コマーシャルズのネットショートは過去52週と売りヘッジを大量に保有している。ファンド筋のユーロ買い持ちが大きく膨らみ、利益を確定させるポイントを探る必要が出てきている。


6Eの出来高と価格との間に逆行がみられる。Money Flowだけではなく、出来高をもとにしたADラインでも確認したが、価格に反して下降してきている。新たな買いがマーケットに入ってきていない。


ファンド筋がユーロの買い持ちを整理するポイントをチャートから分析すると8月の安値が直近の安値であることがわかる。1.17065が重要なプライスになっている。このプライスを割ってくると、第1サポートゾーン(1.15105~1.14890)で一旦、値が止まると予測している。リスクに見合った十分なリターンが望めることから1.17065辺りに大量の売り逆指注文がおかれていると予測している。

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