6B - 英ポンド通貨先物

 


Barchart.com TFFレポート(Dealer)

5月14日にリリースされたCOTレポートの中で英ポンドとカナダドルのディーラーのポジションが52週安値を更新している。


昨年11月、英ポンド通貨先物(6B)は青線のファンド筋と赤線のコマーシャルズのポジションがクロスし、上昇トレンドがより鮮明になった。取組高も増加中で、より強い買いがマーケットに入ってきているようだ。

CME:COTレポート明細


一方で、ディーラー(コマーシャルズ)は取組高の30.4%のショートポジションを建てている。ファンド筋とコマーシャルズのポジションがかなり乖離してきているため、上昇トレンドに警告サインが灯っている。



英ポンド通貨先物(6B)のシーズナルパターンが下降しているときも上昇を続け、上昇モメンタムがかなり強くなっている。


トレンドの強さを示すADXは上昇中であるが、40から60までの警告ゾーンにまだ到達していない。上昇余地がまだ残っているため、ファンド筋とコマーシャルズのポジションが乖離してきているが、まだ上昇トレンドは終焉をむかえるとは思えない。


6Bの長期下降トレンドラインがこの先、レジスタンスになる。6Bがこのラインに接近したところでディフェンスモードにスイッチすべきで、それまで、6Bのロングポジションは保有されるべきだ。

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