COTを使った分析:ゴールド

 「なりた・ひろゆきの視点」Vol.29のなかでもNY金先物の分析は公開しているが、Barchart.comは毎金曜日にCOTレポートを無料で開示している。



過去52週のProducersのネットショートポジションは最小となり、コマーシャルズはかなりの売りヘッジを整理している。



21年3月以降、コマーシャルズは売りヘッジを減らしているが、これはFRBが一時的なインフレの上昇を容認するとマーケットが判断したからである。NY金先物価格は1,900ドル台に回復した。ところが、FRBは価格の上昇は一過性のため、インフレ懸念はないと主張。金先物価格は値を崩して1,750ドル台まで下げてきた。



注目すべきはNY金先物の取組高の減少である。かなりオープンポジションは整理され、マーケットはかなり軽くなっている。もちろん、サマーホリディシーズンの到来で先物市場全般の出来高は減少している。Producersのポジションがネットショートからフラット、もしくはネットロングになると、金先物は上昇相場を形成している。しかも、上昇トレンドは数ヵ月間続いていることから、金先物連動型のETFを購入するに適したタイミングとなる。現地点では、短期下降トレンドは継続中なので、テクニカル分析から買いシグナルを探ることになる。


ラリー・ウィリアムズのパートナー、 "なりた・ひろゆき"と

米アノマリーの第一人者、エール・ハーシュのあとを継いだ "ジェフリー・A・ハーシュ"による
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