ジェフリー・ハーシュのブログ翻訳:2021年10月6日より

 Key DJIA Level Not Yet Reach – “Octoberphobia” Looms

ダウ30種工業平均の重要なレベルはまだ到達していないー“10月恐怖症”が迫る


30種工業平均:日足

9月の金曜・月曜日の連続下げ(DF/DM)の警告は、まだ市場に重くのしかかっている。9月23日に配信した「10月の相場見通し」では、9月最初の金曜日と月曜日にDJIAが今年4回目のDF/DM警告を発したことを伝えた。このDF/DMに続いて、9月10日に終わる週のDJIAは2.2%の下落となった。その後、DJIAは9月20日に5回目のDF/DMを記録し、月曜日には614ポイント(1.8%)の下落となった。NASDAQはその日、2.2%下げた。

歴史的に見ても、このようなDF/DMのクラスターは、しばしば市場の重要な変曲点となってきた(2021 Almanac 76ページ)。過去のDF/DMクラスターに基づけば、もしDJIAがすぐに損失を回復してDF/DM以前のレベルに戻れば、最悪の引き下げは終わったと考えられる。しかし、DJIAがすぐにこのレベルを回復できない場合は、さらなる弱さが顕在化する可能性が高い。

チャートに見られるように、DJIAは35,450を回復することができていない。市場は、過去1ヶ月間、トレーダーを悩ませるニュースの流れ、10月は悪い評判を与えたボラティリティーからの圧力を受け続けている。これが "10月恐怖症 "。また、4月22日に発表したDJIAとSPXのベスト6ヵ月MACD売りシグナルに、DJIAとS&P500がどれだけ近づいているかにも注目してもらいたい。

ハイテク株がボラティリティーと下降気流を先導しており、NASDAQチャートは主要指数の中で最も弱い。NASDAQは、9月末から7月14日のNASDAQのベスト8ヵ月間MACD売りシグナルポイントを下回っている。5月の安値から8月の安値までの上昇トレンドラインは破られており、3月と5月の安値を通る上昇トレンドラインが射程距離にあり、現在は200日移動平均線の上に位置している。

これはむしろ10月特有の動きで、"10月恐怖症"は本物。しかし、良い知らせは、これがベスト6ヶ月間のMACDシーズナル買いシグナルのための良いセットアップに見えることだ。

ナスダック総合指数:日足

ラリー・ウィリアムズのパートナー、 "なりた・ひろゆき"と

米アノマリーの第一人者、エール・ハーシュのあとを継いだ "ジェフリー・A・ハーシュ"による

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