ジェフリー・ハーシュのブログ翻訳:2021年12月7日より

 

Bullish Island Reversal

強気のアイランドリバーサル


オミクロンのせいにすることも、バリュエーションの上方修正のせいにすることも、あるいはFRBのテーパー・タントラムと呼ぶこともできるが、要するに、市場は季節的に弱い12月の初めに買われすぎていた。12月初旬に大きな利益をあげている年には、欠損金処理、利益確定、年末のポートフォリオの再構築が行われてもおかしくない。

 

これらの要因に加えて、地政学的な不安が重なり、最近の暴落の原因となったと考えられる。しかし、上のチャートに示されているように、最も信頼できるベンチマークのDJIAのチャートに、強気のアイランドリバーサルが出現。DJIA6月と9月の安値からの上昇サポートラインと200日移動平均線のすぐ近くで跳ね返され、33,700がサポートされた。今日の上昇で、35,600付近のアイランドギャップも解消され、DJIA8月の高値のサポート/レジスタンス付近まで到達。さらに、新たにMACDの買いクロスオーバーがヒストグラムで確認された。

 

テクニカル的には、市場はここでしっかりとしたサポートを得たと考えられ、超緩和的な金融政策と、かなり堅調な経済・企業業績を背景に、年末に向けて新高値を更新する可能性がある。

 

当社の見通しは、2021年の残りの期間も強気のままで、異常な事態が起こらない限り、年内に新高値を更新する可能性が高く、S&P5005,000という大台に迫るのを見ても不思議ではない。2022年は、おそらく異なるケースになる。この点については、来週、購読者にお届けする「2022年の年間予測」で徹底的に説明する。



ラリー・ウィリアムズのパートナー、 "なりた・ひろゆき"と

米アノマリーの第一人者、エール・ハーシュのあとを継いだ "ジェフリー・A・ハーシュ"による

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