出来高プロファイルとオプションの取組高:NY金先物
これまでフィボナッチ等級を使って、サポートとレジスタンスを算出していますが、出来高プロファイルも重要な情報です。実際の売買が多いエリアはレジスタンスとサポートになっています。
出典:TradingView
今回は、ドル建てのNY金先物の固定期間出来高プロファイル(FRVP)を使って、上昇中の金先物のサポートポイントを探りました。
**① 2361米ドル**
**② 2187米ドル**
①と②はこの先、重要なサポートポイントになると考えられます。
フィボナッチ分析と出来高プロファイルはサポートとレジスタンスを探るうえで貴重な情報ですが、それとは別に一般公開されているオプションのOpen Interest(取組高)データにも目を向けるべきです。
4月12日時点では、2360米ドルと2300米ドルのPutオプションが大量に残っています。市場価格に近い2360米ドルは①と1米ドル差です。目先は2360米ドルを割ってくるようであれば、ストップを巻き込んで、想定よりも大きく下落する可能性があります。
出典:シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)
強い上げ相場となっているNY金先物ですから、レジスタンスレベルが注目されます。
フィボナッチ・エクステンションを使用してレジスタンスを割り出していますが、それ以外にシカゴ・マーカンタイル・エクスチェンジ(CME)が公開しているオプションデータに目を向けると、4月12日時点では、2500米ドルのCallオプションが大量に残っています。
直近は2500米ドルまで上昇しないと予想する向きが多いようで、この価格帯が重要なレジスタンスゾーンとして意識されています。
更新:24年5月1日
サポート①をブレイクしたNY金先物(GC)は、フィボナッチ・エクステンションで割り出したサポートゾーンに向かって下降中です。
0.618: 2284.9
1.618: 2257.6
このサポートゾーンが目先のターゲットになります。
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